水温が下がり始めた今後に狙いたいのが神子元島のダイビングシーンにおいて代名詞と言える生物「ブリ、ワラサ」。ご存じの方も多いかと思いますが、ワラサとは出世魚。出世魚とは、幼魚から成魚への成長過程において呼び名が変わる魚のことを指します。呼び名とサイズの目安としては、ワカシ(15センチ位まで)→イナダ(40〜60センチ位)→ワラサ(60〜90センチ位)→ブリ(90センチ以上)。なんといってもその魅力は、メタリックな流線型の美しいボディーと躍動感あふれる動き、1000匹単位のワラサに360度囲まれたとき、その空間は経験したものにしかわからない、至福の時間となります。好条件に恵まれれば、数分間・・・いや大げさではなく許される限りの潜水時間内を1000匹単位のブリ、ワラサに囲まれることも有ります。通称「ブリ壁、ワラサのトルネード」。そのスケールの大きさから、数匹のサメより、ワラサの群れ!!という通な方も実は多々。ちなみに写真は数年前の秋、当社Sガイドによりゲットした数千匹のブリの群れ。写真はゲスト輿水様のご協力です。透明度は若干↓ながらもご覧の通りのシーン。深めの水深から表層まで連なるブリの壁、神子元フリークであれば是非体験していただきたいシーンの1つです。